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現在志向バイアスへの対策(2)

対策② 感情を逆手に取る

現在志向バイアスの説明で例に挙げられるのが、『お金を複利で運用している時に、利息分を先に受け取ってしまう』です。

複利】ということは、利息にも利息が付き、そのままにしていれば雪だるま式にお金が殖えていきます。しかし、先に利息を受け取ってしまうと、複利の意味がなくなってしまいます。金利が高ければ馬鹿になりません。

しかし、人はお金を拘束されているだけでストレスを感じます。自分の管理下から、別のところに移し替える訳ですから、お金を取り上げられたような感覚になります。それが長期間になればストレスはさらに増します。

充分にお金が殖えた頃に得られるであろう喜びまで待てないのです。そして途中でやめてしまったりします。まだ熟しきっていないのにもぎ取るようなものです。

それでは意味が無くなってしまうので、運用して得た金利だけ先に受け取ります。そうすると小さな喜びを感じるので、自然と待てるようになるのです。

 

極端な例えをしてみます。

お金が生る木があるとします。100万円で手に入れました。育てると1年間で10万円お金が生り、生ったお金を取らないでいれば、21万円、33万円、46万円、61万円、77万円…と殖えていきます。しかし、木を手に入れたことで生活が苦しくなりました。このままでは、そう何年も待てません。

Aさんは5年経った61万円が生ったところで木を手放しました。161万円が手元にあります。しかし、もうお金は殖えることは有りません。もし、手放さずに20年育てていれば、672万円になっていました。

Bさんはお金が生った都度摘んでいきました。10万円、10万円…5年目になるとAさんより11万円も少ないことに気が付きました。勿体ないことをしたと思いながらも、10万円づつでも収穫できるのが楽しく、生活も維持できたので木を育て続けました。そして、20年育て手放した時には、300万円になっていました。

実際はこんなにお金が生ること(高金利)は考えにくいですが、バブルの頃ならこの6割ぐらいは生ったことになります。あなたなら、どの道を選びますか? 私はBさん派です。小さな喜びで現在志向バイアスを満足させ、木を手放すという大きな現在志向バイアスを回避するでしょう。

 

今でも同じ仕組みは存在しています。銀行の定期預金なら【元利継続】と【元金継続】です。

満期が来た時に【元利継続】は元のお金と金利をまとめた金額で新たな定期預金になります。【元金継続】は利息を受け取って、元のお金の金額のまま新たな定期預金になります。ただ、利息が少なすぎてどちらも差がないのです。楽しめないですよね。超低金利は楽しみという点では【悪】です。

定期預金以外で『利払いで運用できる比較的安全な運用商品はないかな』と探しているのですが、なかなか見つかりません。

 

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現在志向バイアスへの対策(1)

現在志向バイアスに陥るのは、感情的になっている時だそうです。

欲しい物と出会ってしまった時に、何ともいえない【興奮】を味わったことはないでしょうか。また、欲しい物を今手に入れなかったら、売れて無くなってしまうかもしれないという【恐怖】を感じたことはないでしょうか。

 

対策① 冷静になる

感情的になっているのであれば、『時間をおいて冷静になれば良い』とのことです。誰かがそう言ってくれれば冷静になれるかもしれませんが、既に感情的になっているのに自ら冷静になれるでしょうか…。

自分を客観視できる人は可能でしょう。また、『頭の中に天使と悪魔がいて会話をしている』というような思考の人も、すぐには行動をしないので次第に冷静になれます。ちなみに、私は後者の人間です。

どちらでも無いとしても、落胆しなくて大丈夫です。ある程度の無駄遣いは仕方がないし、むしろストレス発散になって良いのではないでしょうか。ただ、以前のブログでも書いたように、何を買ったかも忘れるような衝動買いは良くないですね。勢いで買ったけど、『そんなに欲しい物じゃなかった』とか『なんでこんな物買ってしまったんだろう』と後悔するようであれば、それはもう【悪】だと思います。

冷静になれなくても、せめて『買った後もワクワク出来るか』を考えてから買い物してください。それだけでも、充分心を落ち着かせる時間になります。

私が今までカウンセリングをした中で、一番怖いと思った衝動買いは【車】です。車は『ある程度の無駄遣い』という範疇を超えているので、買う時は周りの人の賛同も得てからにしましょう。

また、もし家族以外の周りの人に一度でも「金遣いが荒いね。」とか「買い物相当好きなんだね。」などと言われたら、その時はよっぽどだと思ってください。レッドカードです。買い物をすること・お金を使うことが快楽になっていて、しかも中毒になっている可能性があります。

 

お財布にお金やカードが入っていなければ我慢できるという人は尊敬します。その対策法が一番良いと思います。(ちなみに私は出来ません…。)

 

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『偏り』と共に生きる。

バイアス 】という言葉を聞いたことがありますか? 私はここ最近知りました。

バイアスというのは簡単に言ってしまえば『偏り』です。心理的なバイアスと言えば、思想や考え方が偏っているというところでしょうか。

お金に対しても、様々なバイアス(偏り)があると言われています。代表的なものが【現在志向バイアス】です。志向は『心がある目的に向かう』状態です。

 

【現在志向バイアス】は、すぐに得られる報酬をあえて先送りにしなければならない時や、楽しみをに取っておこうとする時などに、それが出来なかったり『嫌だな』と思わせたりします。

子どもの頃は特に、『目の前にあるもの』に対して我慢が出来ない時があったのではないでしょうか。無くなってしまうという恐怖もあると思いますが、そもそも『後に取っておく』という概念が希薄であったように思います。

お金に対しても同じことが言えます。給料が入ってきたら後先考えずに使ってしまう人や、お金をATMから引き出すとあっという間に全部使ってしまう人などは、かなり現在に志向が偏っていると言えます。ここまで極端だと、精神が未成熟と言ってしまっても良いと思います。せめて、『今日の分』を使い切るぐらい計算が出来ないと一人前とは言えないです。

さすがに、お給料を次の給料日までに使い切ってしまうという人は少ないと思います。1か月くらいは【現在】としてイメージ出来る長さだからでしょう。それでも、ついついお金を使ってしまう…というのは、至極当然のことなのかもしれません。

 

【現在志向バイアス】への心の対策が出来ている人は、老後の資金は無理なく貯めることが出来るでしょう。簡単な人には簡単でしょうが、難しい人には難しいことだと思いませんか? 私も、かなり工夫しないと【現在志向バイアス】へ引っ張られます。

 

今の『お金』というか『』は価値の変動が少なく、非常に使用できる紙幣・貨幣だと思いますが、もし、『明日になったら1,000円の価値が半分になるだろう』と言われたら、今日中に全て使ってしまうでしょう。そういう意味では、一昔前まではほとんどの人が現在志向であったかもしれません。

物価・インフレデフレ云々、円高円安、国の借金と言っても、『』の価値は一定範囲内で保障されているようなものです。だから、ある程度は安心して貯金が出来るのではないでしょうか。『円は安心できない!!』という意見の人は、別の手立てを考えなければなりませんね。

 

』を不信に思っている訳ではないけど、貯金出来ない理由があるとしたら、それは意識し過ぎが原因ではないでしょうか。目の前にあった自由に使えるはずのお金を、『貯金に回しました!』とめちゃくちゃ意識していませんか? 意識しているということは忘れないということです。貯金分を『後に取っておいた』と常に勘定に入れてしまい、【現在志向バイアス】がやってきて、ついに我慢できなくなり使ってしまうのです。でも、大体の人が意識してしまうものだと思います。

収入の○パーセントを先取り貯金!なんて巷の本や雑誌などによく書いてありますが、典型的な【現在志向バイアス】がやってくるパターンです。成功する人もいるでしょうが、失敗する人もいます。失敗した人は『こんな簡単なことも出来ないのか』と落ち込むかもしれませんが、かなりの確率で失敗してるので大丈夫ですよ。

 

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お金と県民性

収入の多い県、少ない県が発表されているのはご存知でしょうか。(2016/8 現在)

【収入が多い県】 1位:東京都 2位:千葉県 3位:神奈川県 4位:愛知県 5位:埼玉県

大企業が多い県が上位を占めています。

 

私が住んでいる愛知県は4位と好調です。自動車産業などが盛んなことが要因と思われますが、堅実で借金をせずに会社を維持する『名古屋式経営』という文化があることにも注目したいです。(無借金企業が一番多いのは京都府)

1位は東京都です。さすが首都ですね。

テレビ番組を見ていると『東京の外食は高いな』と思います。家賃も高いですよね。交通の便が良いところは特にそう思います。

愛知県民がそう思うので、もっとそう思う他県の人もいますよね。それとは逆に、コンビニとか同じバイトでも時給が高いことを知りました。と言うことは、お給料も高いということですよね。一見バランスが取れてるように見えます。

実際は格差が激しいというのはご存じの通りです。給料が少ない人には東京は厳しい都市でしょう。上京にはバイタリティーが必要です。

 

では、【収入が少ない県】はというと沖縄県です。結婚も早いが離婚も多いというデータがあります。(シングルファーザー・マザーが多い) 観光で潤っていると思われがちですが、雇用は伸び悩んでいます。半面、県民同士の繋がりが強く、何よりポジティブさ・明るさはお金に代えがたいことかも知れません。

 

↑ここまでは《世帯主》の収入の順位です。《世帯全体》で見ると順位が変わってきます。ダブルインカム(例:奥さんの収入)やその他の収入もプラスされます。1か月の収入の平均金額も載せておきます。

【トップ】1位:富山県(約50万円) 2位:福井県(約49万円) 3位:東京都(約46万円) 4位:茨城県(約46万円) 5位:栃木県(約45万円)

【ワースト】47位:沖縄県(約31万円) 46位:青森県(約36万円) 45位:宮崎県(約37万円) 44位:大分県(約37万円) 43位:長崎県(約38万円)

トップの順位がかなり入れ替わっていますね。みんなで働くパワーはそのまま収入の数字となって表れているのでしょう。

一人で家計を支えるって結構不安だと思うのです。収入が多いのも憧れますが、大人数でみんなが出来る範囲で働くという選択肢も、私は素敵だと思いました。

 

これらの結果に何を思うかは人それぞれでしょうが、金銭感覚や働き方に 県民性も考慮すべき と考えます。

 

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生命保険の本音

長々と生命保険について書いてきましたが、今回で終結です。

以前にも書いたと思いますが、私はファイナンシャルプランナーにならなければ、保険自体敬遠して、全く学ぶ気も無かったと思います。銀行員の時も、不景気になったら「積立したいとお客様が言ってきたら、まず保険を勧めろ。」と言われましたが、『自分がよく分かってないのにセールス出来るか』と思っていました。

けれど、世の中には自分自身が保険のことをよく分かっていないのに、自社商品のみの知識でセールスしてくる人がたくさんいます。扱う人、それを買う私たち自身で『毒にも薬にも』してしまう、保険とはそんな商品です。ファイナンシャルプランナーとしてと言うより、私自身のために保険を最低限学べて良かったと今は思います。このブログを読んで、少しでもそう思ってくれる人がいればと願っています。

ここまで、私がおススメしてきた商品や、私自身が加入している商品は、【外資】系保険会社の商品です。運用が上手と言ったのも外資の保険会社を指しています。保険料が安くて内容が充実した保険を探しているのであれば、外資の保険会社か、外資に近い保険会社の中から探すと良いでしょう。

【外資】商品の保険料が安い理由の一つは商品をシンプル=《単品売り》にしたからでしょう。そして、私が思う一番の理由は、社員(担当者)の給料が成績次第で決まるということです。営業成績が悪い人のお給料はスズメの涙です。生命保険の基礎知識の『費差益』で触れたように、人件費を抑えることが出来るので、保険料を安くできる一因になっていると思います。

 

【日本社】の一番の欠点は商品が古い・複雑ということです。主契約に特約をつける《セット売り》がそうさせています。不要な保障が付いていたり、必要な保障が途中で無くなったりします。

(※【日本社】の新しく発売された商品は昔に比べてずっと良くなっています。)

 

では、【日本社】を選ばない方が良いかと問われたら、そうとも言い切れません。何故なら、日本経済を支えているからです。投資先として日本円、国債、日本の会社を選んでいる割合が高めだと思います。それが、【日本社】の運用が上手くない理由にも繋がりますが、今この不景気で、保険会社が日本を見放したらもっと大変なことになります。また、日本のスポーツを応援したり、福祉活動も積極的です。※【外資】も行っていますが、日本と言うより世界規模。

【日本社】は日本の優良企業の株を多く所有しています。大企業にお勤めの方で、会社独自の保険(企業団体保険)があるという場合は、その保険を扱っている保険会社が株主であることも少なくないでしょう。(ちなみに、企業団体保険は会社に在籍している間は、保障が厚く保険料が割安で、尚且つ家族の保障も安く用意できるので加入することをおススメします。ただ、会社の保険のみでは退社後の保障は不安です。)

 

話を元に戻すと、自分の利益を考えるなら【外資】 日本の経済を考えるなら【日本社】という選択肢もあるということです。長い目で見たら【日本社】を選択することが、まわりまわって自分の為になるかもしれません。

 

そして、保険の担当者も重要です。自分や家族と気の合わない担当者は代えてもらいましょう。当然の権利です。気を遣う必要はありません。

契約する時は特に重要です。『新商品はどんなものがありますか?』『ロングセラーの商品はどれですか?』『あなたなら、どの保険に入りますか?』の3つは、理由を含め必ず聞いてください。答えられなかったり、言っていることに魅力を感じなかったり、違和感を感じたら、その人から保険を買うのはやめましょう。その人がいまいちか、保険会社がいまいちかのどちらかです。

 

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個人年金保険

最初から何ですが、個人年金保険に私は全く魅力を感じません

保険と言っても、全然『保障』じゃないからです。加入する時に、健康状態は関係ありません。

保険料の支払いの途中で亡くなった場合、今まで払ってきた分が戻ってきます。他の保険のように、【支払った保険料<死亡保険金】にはなりません。貯金をしているのと同じです。

また、年金として受け取っている途中で亡くなると、その後の年金の支払いはありません。特約が無ければ、家族も受け取れません。『長生きのリスク』の為の商品で、早く亡くなったリスクには対応していません。

 

そして、個人年金保険は、年金機構が管理している通常の【年金】より機能が劣ります。障害年金や遺族年金という機能も、【年金】の方がはるかに充実しています。

個人的にもう一つ年金を準備したくなるくらい、【年金】を不安に思っている人がたくさんいることは事実です。【年金】が枯渇して貰えないのではないかという不安が私も無い訳ではありません。しかし、全く貰えないということは考えにくいです。

退職してから、年金を貰えるまでの数年をどう生活するかも大きな関心事ですが、長生きのリスクとイコールで考えて良いのかは疑問です。それなら、貯蓄型の保険の方が適しているかもしれません。

長生きしなければ意味がない年金という形を、なぜもう一つ用意する必要があるのでしょうか。同じ形の商品を複数持っていることよりも、全く違く形の商品を複数持っている方が、本当の意味でリスク分散になります。

『年金は貰える額が少ないから』『不安だから』というのであれば、【年金】自体を増やす方法を考えた方が良いです。国民年金第1号被保険者なら、付加年金や国民年金基金などを検討してみてください。

 

個人年金保険をおススメな人は以下の人です。

【年金】が貰える要件を満たしていなくて、【年金】が全く貰えない人

( 2017年に法改正で年金受給資格が【25年納める⇒10年納める】に縮まる予定です。その為、要件が満たしやすくなるので、該当者は減るでしょう。)

・持病があり、通常の保険に入れない人

・専業主婦、または扶養内で働いている主婦(主婦)の人で、世帯主の収入が多い人

・長生きすることが何より怖いと思っている人

・生命保険料控除を受けたい人

 

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保険の選択(3)

貯蓄機能のある保険

養老保険終身保険個人年金保険などです。受取金額が決まっている【定額保険】と、運用によって変動する【変額保険】があります。

個人的には、貯蓄は別に保険で用意しなくて良いのではないかと思います。そもそも保険は万が一に備えるためのものです。

では何故、貯蓄の選択肢に保険が入っているのかですが、答えは簡単です。不景気で金利が低いからです。『銀行に預けていてもお金が殖えない。どうしよう…。』という空気になってくると『保険で積立しましょう。』とか『保険で殖やしましょう。』と注目が集まります。

しかし、所詮、銀行よりも殖える可能性があるだけです。保険だって運用して殖やしている訳なので、金利が低ければそんなに殖えません。

 

言い換えれば、保険だって好景気で金利が高い方が増える訳です。金利が高い時に注目されても良いはずなのに、そうでないのはリスクがあるからです。金利が高ければ、リスクがない銀行に預ける方が人気なのです。

低金利の今、『リスクがあっても、少しでも殖やしたいから保険を選択する。』ということですよね。具体的には【払った金額よりも受け取る金額の方が減る】ことがリスクとして挙げられます。

…少しでも殖やしたいのに、減るかもしれない…とは、まさに本末転倒ではないでしょうか。それが私が貯蓄を保険でしなくて良いと思う根拠です。

「でも、受け取る時の金額は悪くない数字を提示してもらった。」という意見もあります。その通りです。満期、もしくは目標時期まで保険を続けられれば悪くないでしょう。それは、【定額保険】でも、【変額保険】でもです。

 

【変額保険】は、運用成績によって受け取る金額が減る可能性があるというのが一つのリスクです。実際はそのリスクよりも、途中で保険料の支払いが難しくなって保険を解約する方が、もっとリスクが高い(受取金額が減ってしまう) です。

貯蓄目的の保険は、15年間以上の『定期預金』や『積立式定期預金』だと思って始めてください。つまり、その間は引き出せない(=引き出したら受取額が減ってしまう) と認識しなければ、殖えるどころか貯まってさえいないでしょう。

保険という商品の基本は保障です。保険会社は運用が得意です。貯蓄機能のある保険は、保障にその運用技術を乗せただけです。最初の10年は肝となる保障にお金が回り、その後で運用にお金が回ります。10年以内に解約すると、ビックリするくらいお金が受け取れないのはそのせいです。

以前にポイントだと書きましたが、保険は長期でこそ活かされる商品です。30年も続けられれば、受け取る時には『悪くない』金額になっていることでしょう。

「最初から運用に回してくれれば良いのに…」と思うのであれば、投資信託をされてみてはいかがでしょうか。

 

という訳で、貯蓄目的の保険は長期間引き出せなくても大丈夫な人にだけおススメします。もしくは月々保険料5,000円など、生活に支障がない範囲でされるのも良いと思います。

お子さんの学資保険として有効なのは、目的がはっきりしているので、途中で解約しようとは思わないからでしょうね。続けるには目的・目標があると良いのかもしれません。

ちなみに、私は老後の生活の為に、変額の養老保険に加入しています。この保険だけに頼らず、現金貯金も怠らないように頑張ります。

 

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保険の選択(2)

守るべき家族がいる人の保険

【死亡保障】や前回記載の【就業不能保険】のことです。家族が困らない為の保険なので、掛け捨てタイプが良いです。つまり定期保険で用意してください。養老保険や終身保険で用意すると目的に合わない上に保険料が高いです。

また、年齢とともに保障が小さくなる、(家族)収入保障という形がおススメです。(=逓減型【読み ていげんがた】の一種)

保険金が、何年までの間、毎月○○万円出るというタイプです。何年までなので、例えば今契約して30年後の2046年まで保障だとすると、5年後に亡くなったら25年間、25年後に亡くなったら5年間、毎月決まった額が受け取れます。(毎月15万円だとすると、25年間なら総トータル4,500万円、5年間なら900万円受け取れる。)

保障期間中、亡くなったらいつでも○○○万円出る(←業界ではハコ型と呼んでいる) タイプと比べて保険料が安いです。ハコ型の半分~3分の2程度に抑えることが出来るでしょう。保障の額はだんだん減っていきますが、保険料は平均の金額を算出して、決まった額を月々払っていくことがほとんどです。住宅ローンとイメージは同じです。

有事の際はお金があったらあっただけ助かりますが、定期保険は保障期間が決まっているので、その間に何もなければ掛け捨てです。生活が困らないように保険金が用意できていれば良いと考えるのであれば、収入保障型は無駄が無いと思います。

住宅ローンと言えば、『団体信用保険』も逓減型(だんだん減っていく)が一番おススメです。と言うより、他は考えられません。ローンの残高が減っていくと同様に保障の額も減っていきます。そして、『団体信用保険』を組んでいるなら、その分は家族の為の【死亡保障】の額を減らしても良いと思います。

 

ただ、キャッシングやカードローン・消費者金融などで借金がある人は、保障の額が変わらず保険金が出るハコ型で用意してください。何故なら、金利が高いので住宅ローンのように元金を計画的に返していくことは出来ません。借りた額と同じ金額の保障を用意してください。

 

相続対策としての保険

一番保険の能力を発揮するのは、この相続対策ではないでしょうか。終身保険で用意するのがベストです。

誰かが亡くなったら、正当に相続が行われるよう、銀行などの金融機関はその人の通帳から預金が引き出せないように口座を凍結させます。(←2016年現在) しかし、保険は凍結されることなく、指定された受取人に保険金が支払われます。

言い換えれば、受取人が指定されているから凍結されないのです。遺言書の役割も果たします。そのお金でお葬式などの入用の資金に充てることも出来ます。

相続税は基本的には10か月以内に納付しなければなりません。相続人が近隣に住んでいるとは限らないですし、もめ事が発生しないとも限りません…手続きは大変です。弁護士さんに頼めばその費用のことも考えなければなりません。やることはたくさんでバタバタです。様々な精神的ダメージがあります。そんな時、保険金が支払われるとお金の心配が減ります。

もし、相続税の基礎控除(非課税枠) 以上に資産があるなら、お葬式代等200~500万円以外にも保険を契約しておきましょう。メリットしかないと私は思います。

生命保険には基礎控除とは別に【500万円×相続人の数】の非課税枠があります。資産が不動産などの換金しにくいものが多い場合にも有効です。相続争いの対策になります。何より、現金で遺すよりも多く遺すことが出来ます。(←総支払保険料<死亡保険金 が生命保険の基本) 終身保険は保険料が高いという人もいますが、相続という用途であれば、現金で貯金するよりもずっと得です。

 

…少し難しい内容かもしれませんが、話についてきてくれていますか? 

「遺す資産なんてない」「遺す家族がいない」という人には縁がない話かもしれませんが、知っておいて損はありません。今から人生諦めてどうするんですか。お金持ちの人はこの手の知識は半端ないですよ。

ちなみに、私はお葬式代用に終身保険に加入しています。何故、加入したかというと、『このお金は使っちゃダメ』と手をつけないと決めた貯金があったんです。長期入院して死んでしまっても、家族に迷惑をかけなくて済むかなと考えたお金です。それなら、保険で持っていた方が良いなって思った訳です。…『その保険以外は、全部お金使っちゃても良いよね』という発想があったことも正直に書いておきましょう(笑)

 

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保険の選択(1)

ここからは、私の独断と偏見で『保険の選択』はこうすると良いよというのを書いていきます。参考にするかしないかはあなた次第です。

①ガン保険

ガン保険に特に力を入れている会社で申し込むのがおススメです。A社とかT社とかですね。商品も充分に研究されています。まんざらではありません。

注意点は2点。例えば『A社の商品だから大丈夫』と思っている人がいるかもしれませんが、【いつ頃販売された商品か】がポイントです。新しい商品の方がより良くなっています。昔からの契約の場合は見直してみると良いと思います。掛け捨てが基本なので、見直しをして損するということはあまり考えられません。

また、ガンは日進月歩で治療法が見つかっているので、今後も最新の商品をチェックすることをおススメします。

ガン保険は保険金が出るようになるまでに待期期間があることが多いです。(もちろん無い商品もあります。) 3か月が一般的です。新しく契約した保険に3か月の待期期間が付いていたら、それが終わってから古い契約を解約しましょう。ガン保険は高額ではないので、3か月ダブったとしても、それほど家計の負担にはならないと思われるので、焦って解約しない方が賢いです。

2つ目は、【ガン以外の特約は付けない方が良い】ということです。ガン以外の死亡保障や医療保障を特約で付けるくらいなら、別で死亡保険・医療保険に加入しましょう。何故なら、ガン保険は良い商品が発売されたら見直して欲しい商品です。その為、見直しをすれば、特約の保障も終わってしまうからです。

 

②医療保険

人それぞれ好みはあると思いますが、私は終身の医療保険に加入しています。入院や手術はいつするかわからないので、例えば80歳までの医療保険に入っていたのに、保障が終わった81歳の時に入院したとなると、やはり悔しいです。

また、保険料が更新型の医療保険はおススメしません。払えなくなって保険を解約することが一番もったいないからです。そして、当然入院一日目から保障されている保険が良いです。自ずと商品・保険会社が絞れます。

 

医療は国や健康保険の手厚い制度があるので (高額療養費制度・後期高齢者医療制度等)、医療保険自体必要ないという考えも有りだと思います。

ただ、私は実費負担分が怖いので、民間の医療保険に加入しています。差額ベット代とか、食事代とかですね。仕事を休んでいる間、給料が出ないのでその補てんとしても考えています。

最近、【就業不能保険】が人気のようです。働けなくなった時に収入の減少をカバーしてくれる保険です。それは医療保険とは別の扱いです。うつや自宅療養などの病気の時には、医療保険では賄えないので、足りないと思う人は加入しても良いと思います。医療保険に比べて保険料は安くないですが…。

医療保険に加入しているもう一つの理由は、先進医療を保障して欲しいからです。自分が病気をして、それが先進医療で助かるかもしれないなら受けたいです。しかし、先進医療を受けるには莫大な費用が必要です。1,000万円、多いところでは2,000万円保障してくれる保険があります。※ガン保険でも先進医療特約(ガンのみ)を付けることが出来ます。重複して付けることは出来ないので、医療保険の方に付ける方が良いでしょう。

 

注意点は、いつか医療保険に加入するなら、【若い頃から加入すべき】という点です。そして、見直しの要らない保障内容が充実した保険に加入しましょう。

例えば、25歳から終身の医療保険に加入して、保険料の支払いは65歳で終えた場合と、40歳から同様に終身の医療保険に加入して、保険料の支払いは65歳で終えた場合と、保険料の総支払はそれほど差がありません。トータル払うお金が一緒なら、若いうちから保障があった方が断然良いですよね。

なぜ、こうなるかと言うと、一番保険金の請求が多い(=入院や手術が増える) のは65歳を過ぎてからです。(※女性は出産が多い30代も多いです。)保険金支払いの可能性が低い若い頃に加入すると、月々の保険料が安いのです。ただ、払っている時期が長いので、トータルは変わらないという訳です。

保険会社も採算が取れ、お客さんも若い頃から安心を手に入れられる…私ももっと早く加入していれば良かったです。

 

最後に一つ、ガン保険には加入しているが、医療保険には加入していないという人も多いのではないでしょうか。ガン保険は保険料が安いし、ガンが一番お金がかかりそうだからでしょうか。ガン保険のみの選択をした人は、ガン以外の病気になったりケガをしても保障してもらえないことを忘れないでください。

私は、ガンも怖いですが心筋梗塞や脳卒中・糖尿病なども怖いです。大ケガだってするかもしれません。医療保険は、病気を選びません。医療保険+ガン保険が一番の理想です。

ちなみに、私は医療保険にしか加入してません。『最低限だけど無駄のない保障』を吟味した結果です。

 

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《おまけ》各保険会社の比較の仕方

保険を扱う担当者のことを【募集人】と呼びます。営業マン、セールスレディーのことです。募集人資格をパスしないと【募集人】にはなれません。ちなみに、それほど難しい試験ではありません。

また、募集人は他社批判をしてはいけないと法律で定められています。商品比較もしてはいけないのです。おかしな話ですよね。自分の会社や商品のアピールはして良いけれど、決して他社を引き合いに出してはいけないという訳です。何のデータも無しに『当社の商品は優れています!』と言って誰が耳を傾けてくれるでしょうか。

 

比較検討できるデータが何もない訳ではありません。『各保険会社は、有事の際に保険金を支払うお金をどれだけ準備しているか』が数値で公表されています。【ソルベンシーマージン比率】というものです。支払余力とも呼ばれ、保険会社の健全性を示す指標です。数値が高ければ安心とされています。各社比較が出来るので、保険の申し込みを検討する時には、是非チェックしてみてください。

もう一つ、【信用格付け】もされているので、そちらもチェックしてみてください。

けれど、この二つだけチェックすれば良いという訳でもありません。【ソルベンシーマージン比率】は新規参入の会社や、『新たな保険の申し込み』を打ち切った会社は数値が高くなります。保険金を支払う可能性が低くなるからです。【信用格付け】は格付けを依頼していない会社は入っていません。

 

では、どうしたら保険会社の社風や商品の内容・評判を知ることができるか…。それは保険会社を辞めた人に聞くのが一番良いでしょう。しかも、辞めた後に保険を扱わない人です。(例えば、私のような人です。)

保険を扱っている以上、お客さんが申し込んでもらった手数料でお給料が変わります。どんなに人間が出来ている人でも、それが仕事となればお客さんの利益、自分の利益、会社の利益の全てを追うでしょう。そして、結果として、一番にお客さんの利益を考えられない人も出てきてしまいます。お客さんが迷いなく「これいいね!」と思えるなら問題はありません。でも、もし迷った時に相談する相手が、そういう立場の人で正解なのでしょうか。

保険という知識は得た上で、保険のしがらみがない人に聞くことほど有益な情報は無いと思います。

 

各社商品どんな特徴(短所)があるのか、いくつか書いていこうと思います。

・医療保険 がん保険が強い。他の種類の保険は扱っていない。もしくは特約で付けている。

・保険料も安く保障も手厚いが、80歳85歳以降は保障が終わってしまう。高齢社会にミスマッチ。

・貯蓄型の保険は強いが、医療保障が入院○日目からしか保障されないなど時代遅れ。

・全体的にバランスが良い商品が揃っているが、他の会社と比べて特徴的・魅力的な商品が無い

・バブルの頃から(もしくはもっと前から)変わらない商品を売り続けている。進化していない。

・保険料も安く保障も手厚いが、その分保険金の請求も多く、支払余力(会社の蓄え)が低い

・業界一位二位を争う優れた商品がある。その商品目的で検討している人に、他の商品を抱き合わせて申し込みしてもらうことが狙い。

・更新型の保険を扱っている。更新毎に(=年齢が上がる毎に)保険料が上がることを具体的にお客さんに伝えていない。保険料が上がり過ぎて、保険を続けられない人が出てくる。

知識がないのにFP(ファイナンシャルプランナー)と名乗る募集人がいる。

など…ですかね。

 

長所はこちら⇩

【日本社】は日本の会社というだけで安心感がありますし、よく社名を見聞きするので慣れ親しみがあります。大株主で自社ビルも多く所有しています。(テナント業含む)←日本経済に影響力を持っています。[面倒見の良いセールスレディーが多い。]

【外資】は運用が得意です。お客さんから集めた保険料を殖やすことが得意です。海外の運用のノウハウを使用しています。その技術をお客さんにも提供しているので、運用型(貯蓄型)の商品が強いです。[FPと名乗り、ライフプランニングをしてくれたり、お金の知識を教えてくれる。]

 

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