ライフプランの落し穴
ライフプランは人生設計のことなので何もお金に絡めて考える必要はないと思います。
それでもライフプランやライフプランニングというと夢や目標のための必要額を算出するイメージが大半です。横文字ということは輸入された文化なのでしょう。
夢や目標のためにはお金は切っても切り離せないです。とは言え「お金お金」と全面に出すことを良しとしない日本人にはなかなか馴染めないところがあるようです。昨今ではライフプランの重要性が巷に浸透してきたように見えますが、実際にはそれほど歓迎されていないのではないでしょうか。
もしあなたが現実的でお金と真正面から向き合うことを苦手とせず、ライフプランを立ててみようと思うのであれば、それだけで周りの人から一歩も二歩も進んだ行動なのです。
そんな賞賛に値する行動を起こしてくれたのに、計算間違いをしてしまっては元も子もありません。
【 〇年後に4,000万円の住居購入と120万円の車を購入・維持しても老後困らない額 】はいくらかを試算したライフプランを、お客様にお渡しした時のことです。
車がお好きなお客様でしたので「家は3,000万円で良いから、1,000万円の車が欲しいかな」との感想でした。
この感想を聞いてどう思いますか?
「なるほどそういうお金の割り振り方もあるのか」「取捨選択をする上でもライフプランは必要なんだね」と好感を持った人は実に危険です。
何故なら、家と車では 税金や維持費、減価償却、ローンの金利や年数 も全然違うからです。
そのことをすっかり忘れてしまって、単純にプラスマイナス0だと計算しては途中から辻褄が合わなくなります。こちらのケースですと、もし1,000万円の車を購入し買換えをしながら70歳まで乗り続けるとしたら、買える家は1,500万円程度になりました。
「ん?どういうこと?」と思った人はライフプランの作成はプロにお任せした方が良いかも知れません。つまり最低限の知識がないと『足りると思っていたのに足りない』事態に陥ります。
結論として『足りると思っていたのに足りない』ライフプランを作るくらいなら、作らない方がマシかもしれないと思ってしまったのです。
これは大きな反省で、「Excelが使えるならあなたも自分なりに作ってみてください。」と言っていた自分の無責任さに気付かされました。
知っている人は知っている、知らない人は知らないことさえ知らない お金の知識
この現状をほんの少しでも変えていきたいです。
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名古屋・愛知・岐阜・三重 / 独立系・女性ファイナンシャルプランナー