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影響を『受ける』側か『与える』側か

指標となる『数字』の提示は、後の判断に影響を与えることを前回のブログで取り上げました。

具体的な金額を提示すると、その金額の周辺でしか評価できなくなる【アンカリング効果】という現象がある訳ですが、考え方によってはとても【使える】現象です。

 

船の自由がきかなくなるから錨をおろすことが悪いかのように聞こえますが、【アンカリング効果】は別に悪いことではないと思います。指標となる『数字』が無ければ、判断なんて常に『当てずっぽう』『運任せ』になってしまいます。

そこで重要なのは、『自分の意志でそこに錨をおろしたのか、他人のアドバイスでそこに錨をおろしたのか』です。

例えば「ここは良い漁場です。錨をおろしましょう。」とアドバイスされて、「お、良いね。」とその通りにすることもあるでしょう。そして「しまった!こんなところに留まるんじゃなかった。もっと、向こうだった。」と後悔することもあるかもしれません。

しかし、そのような経験を繰り返すうちに、「あっちも調べてから…」と最終的には自分の意志で錨をおろしていくようになります。特に、自分と利害関係がある人からのアドバイスには、少し間を置けるようになっていくのです。

自分で錨をおろすと、『怪しい壺を高額で買ってしまう』などのリスクから遠ざけ、自分の判断に自信が持てるようになります。一定範囲から動けないことを逆手に取った【使える】現象です。

 

ここで【注意】をしたいのが、自分と利害関係のない人の発言で、思いがけず錨をおろしてしまうことです。誰かと言うと、家族や同僚、友人などです。

彼らが発する『数字』にはとても影響力があり、親しい間柄のせいで、その『数字』にどんな印象を持っているかというイメージまで伝染させます。

「このカバン2万円なんだ。セール中だけあって安いね。買ったら?」「ご飯行こうよ。このお店 5,000円で食べ飲み放題なんだよ。」と言う友達と頻繁に遊んでいたら、財布の中身があっという間に空っぽになったという経験をしたことはないでしょうか。

また、「このティッシュ298円もしたの? あのお店なら同じものが198円で買えるのにもったいない!」と言われて、必要な物を必要な時に買うことをためらうようになった。『もの』をストックするようになった。…という経験はありませんか。

彼らの発言のおかげで、自分の錨なのか誰の錨なのか混同してわからなくなってしまうのです。自分の金銭感覚が正しいのかわからなくなり、ブレにブレまくる恐怖の状態です。

 

付き合う相手はとても重要です。金遣いの荒さは知らず知らず伝染します。ケチも同じです。

しかし、金銭感覚が合わないという理由だけで、関係を切るのはもったいないですよね。大事なのは、相手に錨をおろさせないことです。

自分から先に『数字』を提示し、感想を付け加え、相手にこそ影響を与えてやれば良いのです。

相手の方が【発言力】や【求心力】があって難しいなら、『この人は自分より金遣いが荒い。1日2,000円は無駄に使う』『月収が5万円も違う』などの錨をおろしてしまうことです。その為には、情報を手に入れ、分析して数値化する必要があります。苦手と言わずにやってみましょう。そうすれば、思いがけず何かを言われても、自分が一定範囲から出られないので、上手く対応できる可能性が高まります。

それも上手くできそうに無いなら、距離を置く、会う回数を減らすしかないでしょう。

 

もう一つ重要なことは、『見栄を張らない』ということです。相手と同じ高さにいたいと思うことをやめるのです。同じでいたいから、相手の発言で錨=アンカーがおりてしまうのです。

自分は自分です。相手の船は一回りも二回りも大きくて頑丈かもしれません。ただの小さなボートかもしれません。自分の船を守れるのは自分だけです。

 


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